教育について

 教育に限って言いますと、日本では戦前と戦後とでは180度位の違いの教育体制になってきました。このことについて、「良い・悪い」という括りで考えるのではなく、どのように違ってきているのか、そしてそれは個々の人間に与える影響にはどんなものがあるのだろう。そしてこれからの日本を考えるとき、果たして現行のような教育制度で良いのだろうか? というようなことについて考えを深めていきたいと思います。

 元々、分離唱を基礎としたハーモニーは佐々木基之先生が小学校の音楽教師だった時に園田清秀氏による園田高弘氏(ピアニスト。園田清秀氏は高弘氏の父)の音感訓練の場に立ち会い、甚く感動し、それを学校教育の中で取り入れてやってみたいと思ったのです。1対1の授業ならまだしも、大勢の子供たちを相手にする授業の中ではうまく使うことは出来ませんでした。そんなとき偶然のようにして発見したものなのです。
分離唱を施した生徒たちはその人間的な成長に大きな影響を与えたと『耳をひらく』には書いてあります。そんな力のあるものならば、どうしてやらないのだろう? そんな疑問が沸々と湧き上がってくるのです。

 今の社会構造は昔では考えられないほどに複雑化してきています。そんな中で生まれるいじめや暴力、そして凶悪犯罪。果たして、これらの問題に解決策はないのだろうか? 私自身の体験を含めて人の心に変化をもたらす可能性を秘めた『ハーモニー』というもの。このサイトではまったく別の角度から教育というものを見てみようと思っています。